“iVoca”(アイボキャ)は英単語を覚えるタイピングゲームです。
忙しいけれど、なんとか英語をマスターしたいという人が、少しでも負荷の少ない形で英単語を覚える助けになるサービスを目指しています。
英語の新聞を辞書無しでスラスラ読めるようになるためには、少なくとも 8000~12000 語程度の語彙力が必要であることがわかっています。
一方で一般的な日本人の英語の語彙は 3000 語程度。5000 語を追加で覚えようと思ったら、大変な時間がかかってしまいます。
iVoca は時間内での効果を出来る限り大きくするべく、よく間違う単語は繰り返し練習するけれど、覚えている単語は確認程度、といった調整を自動的に行います。
なお、iVoca の登録・利用は無料です。
iVoca の動作確認済みの環境は下記の通りです。
iVoca は何も準備せずすぐに学び始めることが出来ますが、学習結果を保存して、日々学習を継続するには、iVoca アカウントを作成することが必要です。
iVoca アカウントを作成するには、メールアドレスが必要です。画面右上の「ユーザ登録」をクリックして画面の指示に従ってください。
iVoca にログインするときは、「ログイン」 をクリックし、ログインフォームにてお持ちのアカウントに応じてログイン操作を行ってください。
初めて iVoca にログインしたときは、「ニックネーム」などの設定画面に遷移します。
利用規約をご確認の上、必要な項目を登録すると iVoca のトップ画面が表示され、iVoca で遊ぶ(学ぶ)ことが出来るようになります。
2回目のログインからは設定画面を経由することなく、トップ画面が表示されます。
iVoca では問題セットである「単語帳」をブックと呼んでいます。
トップ画面には自分が学習中のブックの一覧(初めてログインしたときは人気のブック一覧)が表示されています。
また、学習中のブック(あるいは人気のブック)からランダムに一つ選ばれたブックがすぐに遊べる状態で表示されています。
ゲーム画面上の「 Start 」ボタンクリックすることでゲームがスタートします。
スタートすると、上から問題(例:日本語の言葉)が書かれたカードが落ちてきます。
その問題に対する解答(例:英単語)をキーボードから打ち込みましょう。正解すると消防士が上に進みます。
助けを求めている人のところまでたどり着くとクリアです。学習結果が登録され、次回遊ぶ(学ぶ)時にも得意な単語・苦手な単語が考慮されてどんどん出題していきます。
わからない単語もしばらく待つと「先頭の1文字」→「単語全体」が段階的に表示され、正解がわかります。
また、最初は極少ない単語の中から繰り返し出題されますが、正解数が増えてくると出題範囲が自動的に広がっていきます。
ブックには (単語数×100)点が習得ボーダーラインとして定められています。この点数を越えると、そのブックの単語は習得したことになります。
習得済みブックは「勉強中」シェルフから「勉強済み」シェルフに自動的に移動します。詳しくは『「シェルフ」とは』の項を参照ください。
あなたの学習データについて、公開範囲を指定することが出来ます。
iVocaではブックを「シェルフ」でグルーピングできます。
メニューの "shelf" をクリックすると、最初から用意されている「勉強中」と「勉強済み」というシェルフと、あなたの追加したシェルフが表示されます。
「勉強中」シェルフは、勉強した(遊んだ)ブックが自動的に収められます。また、「勉強中」シェルフはトップ画面にも表示されているので、以前勉強したブックに容易にアクセスできます。
「勉強済み」シェルフには、習得したブックが「勉強中」シェルフから自動的に移動されます。ブックを順にマスターしていくなら、この二つのシェルフに任せておけば大丈夫です。
シェルフを自分で追加することもできます。シェルフ画面の右上で適当な名前を決めて「シェルフを追加」ボタンを押してください。
自分で追加したシェルフは、自動的にブックが追加されたり移動することはありません。追加したいブック画面に「シェルフに追加」ボタンがありますので、追加したいシェルフを選んでそのボタンを押してください。
また、自分のシェルフにすでに追加されているブックは勉強しても「勉強中」シェルフに自動的に追加されません。
(シェルフの削除機能、シェルフからブックを取り除く機能も提供予定です)。
自分で追加したシェルフは、公開/非公開を設定することができます。複数のひとまとまりのブックを他の人に紹介するときなどに使ってください(公開機能はグループ内テスト中は無効になっています)。
他のユーザを「ライバル」として認めることで、ライバル達の中でのランキングや学習状況のグラフを見ることが出来るようになります。
一般的な twitter などの SNS で言う「フォロー」に相当します。
他のユーザのユーザ画面を表示すると、右上にそのユーザがライバルかどうかの状態が表示されています。
「ライバル視」をクリックすると、そのユーザをライバルと認め、トップ画面にそのユーザの学習状況がランキングおよびグラフで表示されるようになります。
また、一度ライバルと認めたユーザについては、同じくユーザ画面の右上の「ライバルから外す」をクリックすることでいつでもライバルリストから外すことが出来ます。
ライバル関係は一方通行なので、自分からライバルと認めていても、相手からもライバルと見なされているとは限りません。
誰にでも自分の学習状況を公開することに抵抗がある場合は、設定画面の「学習内容を公開する」のチェックを外すことで、自分がライバルと認めたユーザにのみ自分の学習状況がわかるようになります。
トップ画面で「ブックを作成する」をクリックすると、自分で問題セットを作成することができます。
英単語とその日本語を単語帳のような感覚で入力すれば、すぐにその単語を使って遊ぶ(勉強する)ことができます。
ブック作成画面には入力項目がいくつかありますので、順に説明していきます。
ブック名と説明は適当に入力してください。ブック名は一覧表示と検索に使われていますので、わかりやすい名前をつけるのがいいでしょう。
タグは分類・検索に使用できる名前です。1つのブックに 10個まで付けることができます
タグは作成者以外のユーザも自由に加えたり書き換えたり消したりできます。分類のために本当に残しておきたいタグについては他のユーザが削除や変更できないように保護してください。3つまでのタグを保護できます。
問題データは「問題,解答」または「解答,問題」の形式で改行で区切って入力します。どちらの順番で入力しているかは問題データ入力欄の下のラジオボタンで指定してください。
問題の解答に使える文字の種類はアルファベット、ひらがな、カタカナ、数字、一部の記号、欧文文字となっています。詳しくは 「問題に使える文字の種類」 を参照してください。
また、読み(ふりがな)を指定して漢字など自由な文字を解答に使用することもできます。詳しくは 「漢字に対応した問題作成について」 を参照してください。
全ての項目を入力後、「登録」ボタンを押すとブックが作成されます。
作成者であれば、作成後のブックを修正したり、問題を追加するなどができます。ブック画面の「このブックを編集」ボタンを押してください。
作成したブックには「公開範囲」を指定することが出来ます。全員に遊んでもらったり、マイミクにのみ公開したりといったことを選べます。
公開範囲が「全員に公開」の場合は、iVoca ユーザ全員がそのブックを遊ぶことが出来ます。検索画面にも表示されます。
公開範囲が「自分専用」の場合は、作成したユーザのみがそのブックを遊ぶことが出来ます。
iVoca のブックを作成するとき、問題側には「,」以外の入力・表示が可能な自由な文字を使うことができます。
解答に使うことが出来るのは以下の文字となっています。
指定可能な文字 | プレイ時に対応するキー |
---|---|
アルファベット (A~Z, a~z) | アルファベットキー(大文字小文字は問いません) |
数字 (0~9) | 数字キー |
空白 | スペースキー(省略可能) |
エクスクラメーションマーク(!), クエスチョンマーク(?) | 対応する記号キー |
ハイフン(-), シングルクオート('), コロン(.) | 対応する記号キー(文末でなければ省略可能) |
カンマ(,), | 対応する記号キー(文末でなければ省略可能) ただし \, のように指定する必要がある |
ひらがな、カタカナ(あ~ん、ア~ン) | ローマ字入力(ローマ字対応表については別途作成予定) |
長音(ー) | ハイフン(-)キー |
波線(~) | ハイフン(-)もしくはチルダ(~)キー(文末でなければ省略可能) |
アクセント付きA (ÀÁÂÃÄÅàáâãäå) | Aキー |
アクセント付きI (ÌÍÎÏìíîï) | Iキー |
アクセント付きU (ÙÚÛÜùúûü) | Uキー |
アクセント付きE (ÈÉÊËèéêë) | Eキー |
アクセント付きO (ÒÓÔÕÖòóôõö) | Oキー |
セディーユ付きのC (Çç) | Cキー |
ブレーヴェ付きのG (Ğğ) | Gキー |
点付きの I /点無しの i (İı) | Iキー |
セディーユ付きのS (Şş) | Sキー |
AとEの合字 (Ææ) | Aキーに続けてEキー |
OとEの合字 (Œœ) | Oキーに続けてEキー |
ドイツ語のエスツェット (ß) | ss(Sキー2回) |
倒置感嘆符(¡), 倒置疑問符(¿) | 「!」および「?」 |
解答に日本語を用いる場合も、「問題,解答」といった形式で記述します。
解答がひらがなやカタカナのみで漢字を用いない場合は、そのままひらがなやカタカナで解答を記述してください。
子,ね 丑,うし 寅,とら
鹿島,アントラーズ 川崎,フロンターレ 名古屋,グランパス
he,彼:かれ she,彼:かの/女:じょ think,考:かんが/える red car,赤:あか/い/車:くるま 成人の年齢,二十歳:はたち
「吾輩は猫である」の作者,夏:なつ/目:め/漱:そう/石:せき 金閣寺を建立した将軍,足:あし/利:かが/義:よし/満:みつ 弘法大師,空:くう/海:かい
iVoca では、タイピングが完了したタイミングで解答の単語を発音します。
対応している言語は「英語、ドイツ語、スペイン語、イタリア語、フランス語、オランダ語、ポルトガル語、トルコ語」の8言語です。
ブックのタグにこれらの言語名を設定しておくことで、発音されるようになります。
発音機能を利用するには、OS またはブラウザがこれらの言語の発音に対応している必要があります。
デフォルトの環境では英語以外の言語は対応していないことが多いので、
その場合は、OS に言語パックをインストールするか、Google Chrome (上記8言語すべてに標準で対応)を利用してください。
なおこの読み上げは、音声合成エンジンが綴りから推定した発音です。
間違った発音をすることもありますので、ご留意ください。